最近読んだ本

【おすすめ本・海外文学】最近読んだ本〈6〉

今回は「最近読んだ本〈6〉」と題して、4月に読んだ4冊の小説を紹介していきたいと思います。今回取り上げた作品はこちら:『ホテル・ニューハンプシャー』ジョン・アーヴィング、『闇の奥』コンラッド、『フラニーとズーイ』サリンジャー、『ガラスの動物園』テネシー・ウィリアムズ
イギリス文学

闇の奥(コンラッド)|作品を読み解く3つのポイント

闇の奥(ジョゼフ・コンラッド)の感想・考察をもとに、作品を読み解くためのポイントをまとめています。「何百万もの無知蒙昧な人たちを、おぞましい風習から救い出してあげなきゃ」この物語の主人公マーロウの「できた叔母」は、コンゴ自由国へ派遣されることになった甥っ子に対して、このような、はなむけの言葉を送ります。
アメリカ文学

ホテル・ニューハンプシャー(アーヴィング)|作品を読み解く3つのポイント

ホテル・ニューハンプシャー(ジョン・アーヴィング)の感想・考察をもとに、作品を読み解くためのポイントをまとめています。作者アーヴィングは、本作『ホテル・ニューハンプシャー』を「おとぎ話」として書いたそうなのですが、この「おとぎ話」という視点は、本作の多層的な構造をひも解くにあたって、私たち読者に重要なヒントを与えてくれます。
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キリスト教の精神とは?―戦争と国際法を知らない日本人へ

今回は、小室直樹の『戦争と国際法を知らない日本人へ』という本を参考に、キリスト教の精神について、考えてみたいと思います。『戦争と国際法を知らない日本人へ』というこのタイトルからして、なんだか身構えてしまいそうになりますが、実際に読んでみると、ここに書かれていることというのは、あくまでも、国際法の成り立ちというものに、焦点が当てられていることがわかります。
最近読んだ本

【おすすめ本・海外文学】最近読んだ本〈5〉

今回は「最近読んだ本〈5〉」と題して、3月読んだ4冊の小説を紹介していきたいと思います。今回取り上げた作品はこちら:『カラマーゾフの兄弟』ドストエフスキー、『ハムレット』シェイクスピア、『林檎の樹』ゴールズワージー、『キャッツ』T・S・エリオット
ロシア文学

カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)|作品を読み解く4つのポイント

カラマーゾフの兄弟(フョードル・ドストエフスキー)の感想・考察をもとに、作品を読み解くためのポイントをまとめています。ロシアの文豪ドストエフスキーの遺作『カラマーゾフの兄弟』には、その文学的な世界観において、常に彼を捕らえて離さなかった「自意識の問題」が、
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たまには日本の小説を読んでみた

【書評】ジュリアン・バトラーの真実の生涯(川本直)、月の三相(石沢麻衣)、君のクイズ(小川哲)。これから紹介する3冊はどれも2020年以降に発表された作品ということで、最近発売されたばかりの本になります。私の場合、文学作品に関して言えば、海外文学の古典を読むことが多いので、
最近読んだ本

【おすすめ本・海外文学】最近読んだ本〈4〉

今回は「最近読んだ本〈4〉」と題して、1月読んだ4冊の小説を紹介していきたいと思います。今回取り上げた作品はこちら:『人間の土地』サン=テグジュペリ、『あしながおじさん』ウェブスター、『夏への扉』ハインライン、『ロミオとジュリエット』シェイクスピア
作品カテゴリー

作家名一覧

このページは、当ウェブサイトにおいて、個別に作品を紹介した作家の一覧です。それぞれの作品について知りたい方は、各作家名に添付されているリンクをクリックしてください。
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アウトサイダー―文学のはみ出し者たち

今回紹介する作品は、コリン・ウィルソンの『アウトサイダー』です。本書は、ジャンルとしては、文芸批評にあたるのだと思うのですが、このなかで論じられていることというのは、文学というよりはむしろ、宗教や哲学といった思想的な話が中心となっていて、